台北から西部幹線で、鶯歌に向かう。鶯歌は、台湾最大の陶器の街。向かう”鶯歌駅”は、自強号(特急)や莒光号(急行)などの優等列車は止まらず、各駅停車しか止まらないローカル駅。台北駅-鶯歌駅までは、約30分。値段は、31元(約90円)。地方へ向かう電車なので、飲食はOKのよう。向かい合わせの普通の電車の中、おにぎりやチマキを食べてる人もいた。
この陶器の町、名前がいい!漢字で、鶯の歌(ウグイスの歌)。この名前の由来は、ちょっと面白い。鶯歌の北側の山に、鸚鵡(オウム)形の巨岩があったのが始まり。そこから、ここが、鸚哥石(インガァシー)と呼ばれるようになり、鷹哥(インガァ)→鶯哥(インガァ)→鶯歌と、転化したと言われている。日本語で言えば、オウム→オウム兄さん→タカ兄さん→ウグイス兄さん→ウグイスの歌という変化。
ここの陶器の生産は、清の時代から始まり、技術も生産量も相当なもの。また鶯歌老街は、陶磁器業者が多くあつまっていた場所で、現在工場などは別の場所へ移り、ここはショップを中心とした街になっている、ここでは、陶器を購入できるほか、楽しみながら陶器を直接つくる体験などもできる。台北から行きやすい、日帰りしやすい、観光地なので、おすすめ。