皆さんは中国茶を飲むときどんな器で飲むだろうか?ここは、とっておきの茶器に出会えるアトリエ、「醇品雅集」。醇品雅集は、いつ行っても人がいる気配はしないし、門についてるブザーのどれを押せばいいか分からないしで、なかなかその作品にふれるチャンスがなかったんだが、2010年版のまっぷるに「要電話予約」と書いてあったので、今回は行く前日に電話予約して、お伺い。なんと電話した時、ご主人と奥さまは中国出張の帰路で香港にいたそう。そんなこととは露知らず、翌日行きたい旨を伝えると「ちょうどいい!」と二つ返事、私は事情も分からず「明天見!(では明日!)」と電話を切った。
翌日、醇品雅集のアトリエへ。閑静な住宅街の中にひっそりと佇んでいるので、ちょっと探すのに苦労するかもしれない。白亜の塀のあるマンションにたどり着いたら、正面の門の右横の門についているセコムの横のブザーを押す。そうすると「カチッ」という音とともに解錠されるので、門を推して中(中庭)に入る仕組み。店内の茶器はそのほとんどが白磁に繊細なモチーフを手描きしたもので、その透き通るような白磁に精緻な図案が映えて、思わずシリーズで揃えたくなる。ただ、お値段が表示されていないので、欲しいものがあったら、お聞きしないといけない。今回購入した稚児が遊ぶモチーフの聞香杯のセットは1600元だった。手描きのため、同じモチーフでもひとつひとつ微妙に表情が異なり、「自分だけの一品」という気さえしてくるから不思議。
利用方法
※予約は英語で!