台北の観光地・九イ分の帰りに立ち寄ることが多いのが、和昌茶荘。MRT忠孝復興站の東區地下街を歩いて14番出口ぐらいから地上に出ると分かりやすい。この日も和昌茶荘には日本人旅行客がお茶を買いに来ていた。
和昌茶荘店主の張さん。手元のガスコンロで沸騰させたお湯で、お客さんが試飲を希望するお茶を淹れているところ。誰かが試飲を希望したお茶は、その場にいる全員が試飲させてもらえる。なんだかなんだでまったりしてしまうので、初めて試飲してお茶を買う人は、一時間半~二時間ぐらい時間をみたほうがよい。張さんは日本語を話せるので、和昌茶荘は台湾茶の入門店のひとつとしてはよいお店だ。お茶の淹れ方等、いろいろと教えてもらえる。逆に、時間がなくて茶器・茶葉・茶菓子を一度に買いたい人や、高級品を買いたい人には不向きなお店。ちなみに試飲のために淹れられて残ったお茶は、張さん宅でブレンドティーとして飲まれたり、地元のおなじみさんがマグカップに入れて持ち帰ったりしているようだ(お店にいる人たちは、張さんのお友達であることも)。でも、お茶の試飲のお相伴にあずかっているのは、彼らだけではないのだ。なにを隠そう、店のシンボルでもあるオウム君も、残ったお茶を飲んでいる。出がらしの茶葉が主食だそうだ。オウム君の長寿の秘訣は、お茶にあるとか。