時間は午後1時前。お昼ごはんのお店を探そうとガイドブックを手にしたとたん、ママチャリに乗ったおばちゃんが声をかけてきた。あなた日本人?はい・・・。今お茶買ってきたの?そうだが・・・。うちもお茶屋やってるから、そんな見た目だけのお茶屋じゃなくて、うちみたいなちゃんとしたところに来てよ。すぐ近くだから案内するよ。この日はお茶屋を3軒回ろうと思っていたところだったので、こういう出会いもありかな?それに、行く直前に台北に行った人から、街で声かけてもらった人に食堂に連れて行ってもらったり、街をあんなしてもらってとても親切にしてもらったと言う話を聞いていたので、ホイホイ付いていくことにした。
待っていたおばちゃんが、お店はこっちだよといい、ホイホイ来来茶行というお店に入る。荷物はここにでもおいてこっちでお茶飲んでって!!荷物を置くと、カウンターで2種類のお茶を出された。うちのお茶おいしいでしょ!!笑顔で聞いてくるが、実はぜんぜんおいしくない。水がさびた味がする上にお茶の香りがあまりしない。茶葉の色もぱっとしない。うちのお茶、武田真治も買っていったんだよ。ほら。と、堂本兄弟などに出演している武田真治の写真を見せられる。東頂烏龍茶も当方美人茶も100g1000元!(3500円)安いでしょう?ぜんぜん安くない。さっきの高級店の最高級品で100g700元(2500円)ぐらい。しかもそれは最高級品の阿里山烏龍茶という別格の烏龍茶。しかし、急におばちゃんの態度が急変。買うの?買わないの?ここまで案内したのに買わないっていうんじゃないでしょうね!!しまった。ぼったくりのお茶を交わされることに気がついた・・・。走って逃げるにも、店の奥に荷物などを置いてしまっている。半ば脅迫に屈して1kgを売りつけられそうになったが、最後は疲れて200gだけ買うことにした。それでも8000円近くの損。そのあと、こっち来て!なんて脅迫されたため、ついていくと・・・。ビルの階段を上っていく。いざとなったら張り倒して逃げようと思っていると、つれてかれたのは、ニセモノのブランド品が大量に陳列されている場所。別のおばちゃんが2人加わり、おばちゃんが3人に増え、関西系のおばちゃん3人に、今度は数万円するニセモノを買わされそうになる。持っているものばかりだし、今回はお茶だけでいいからイラナイ。と主張するが、3人のおばちゃんに囲まれ、怒鳴られる・・・。
抵抗に抵抗を重ね、ある条件で何とか脱出できた。さらにお金が飛んでいったが、まだ最初のおばちゃんが降りて来てあんた、一人で台湾きているなら、オンナもいるでしょ?紹介するよ!もういいから!!とはねのけながら、走って逃げた。お茶屋は来来茶行。実はDFSのすぐ裏側(地図で言えばすぐ1本下)にある。日本人で、一人行動していて、ガイドブックを読んでいたので、カモと思われたのでしょう。普通はお茶買って終わりなのでだろうが、警告と自省も兼ねて紹介。気をつけよう。