行ってきたのは高雄で大人気の麻辣鍋(マーラーゴゥォ/激辛なべ)のお店、「老四川」。老四川は高雄で1番or2番目に人気だと言っても過言ではないほどのお店。実際、土曜日のお昼の12時を予約しようと思ったら、満席だということで、13時10分にしたほど。老四川に到着してみると1階と2階、人で埋まっていた。鴛鴦鍋は、城と赤の2種類のスープがある鍋、白いスープは「養生白味鍋」といって、クコの実、朝鮮人参などの漢方薬に使われるものがいっぱい入っている。ニンニクもいっぱい。赤いスープは「麻辣鍋」。ネギなどの薬草や、漢方が入った辛いスープ。中には最初から、豆腐(木綿に近い)と鴨血が入っている。この2つは麻辣鍋には絶対欠かせない具!豆腐と鴨血が入ってない麻辣鍋なんて、味噌が入っていない味噌汁みたいなもの。鴨血と豆腐は無料でどんどん追加してくれる。食べたいときに、どんどん入れてもらおう。
鴨血(ヤーシェ)とは、見た目はグロテスクだが食感が特徴的で、プリプリっとしていて、軟らかい。他の食材にはない、とっても滑らかで、弾力がある食感。スープをたっぷり吸うので、味はスープの味。「血」の味はしない。麻辣鍋が好きな人は、この鴨血が好きな人。もちろん鴨血が苦手な人は少なくないが・・・。
麻辣鍋は、鴨血と豆腐でお腹いっぱいになる。鍋が運ばれて来た後に、サービスとしてどのテーブルにも川味涼粉が出てくる。川味涼粉は酸味と辛味がきいたタレに、春雨を太く平らにしたような(くずきりっぽい)ものを入れた、このお店の人気メニュー。めちゃくちゃ辛いのだが、酸味があるのでサッパリしていて、食欲増進。
香鍋のタレは、香菜(シャンツァイ)+ピーマン+赤ピーマン+ピーナッツの粉。珍しい組み合わせ。これに白いスープを加えて、お好みで赤いスープを足すとタレになる。ピーナッツの粉が、とっても良い香りで、辛~く煮込まれた具をマイルドにしてくれる。
鍋の具は、牛スジ「牛筋」 (一皿180元/約540円)、皿の量が食べ切れないほど。豚肉(210か240元)、鴨腸170元、豚肉は軟らかくてちょっと厚みがあって美味しい。白スープだと甘みが増して、赤スープだと味がしっかりついて美味しい!鴨腸は、火を通すと小さーくなってしまうので、存在感なし。鍋底に沈んでた・・・。鍋には不向きかも・・・具は他にもキノコ類、練り物類、海鮮、野菜など色々ある。
人気メニュー食べ方
・1テーブルの基本料金は650元(約1950円)
「鍋底費」(スープ+具の基本料金)1人100元さらに10%のサービス料がつく。
役立つ情報
【食後にはデザート】
・月~金曜はかき氷、土日はアイスクリーム。
アイスは市販のものを、丸ごと1カップだったり、一本だったり。
【忙しい時間帯】
・90分の時間制限がある。
【お持ち帰りOK】
・残ったスープはお持ち帰りもできる!
その際は、鴨血や豆腐、スープもたんまり加えてくれるため、自宅でもう1回食べられる。