台北駅から基隆駅まで行き、基隆からは基隆汽車客運というバスで移動。目的地は、かつて日本人も住んでいたという金銅山のあった「黄金博物園区」。清の時代に金が発見されて以来、金銀と銅鉱資源が豊富な金瓜山は鉱業で栄えたが現在は終了している。台湾北部、台北県瑞芳鎮金瓜山に位置し、台湾では初めて生態博物館の概念に基づき作られた博物館区である。1991年に計画着工し、2年後の1993年11月4日に正式にオープンした。エリア内は、黄金博物館、環境館、当時の日本人宿舎の姿をそのまま残した体験坊、天皇の訪問のために建てられた太子賓館、サービスセンターなどの施設が充実している。月曜日は休館日。施設には入ることは出来なかったが、ここは鉱区だった一帯をそのまま保存した生態博物館。この日は雨だった。雨に打たれながら散策を開始。この侘しさは何?という空気感と墨絵のような色彩の山々に魅了された。