赤嵌樓を後にして、細い路地を抜けるといきなり現れたのは『大天后宮』。媽祖(天上聖母)を祀る台湾最古の媽祖廟。台湾に数百はあるといわれている天后宮の中でも最高位とされている大天后宮。こちらの大天后宮は、もともとは明の時代の王様のお役所だったところ。清の時代に、1684年に媽祖廟となり、修復が繰り返されて今の姿に。
大天后宮は、もともと王様が使う建物だったため、本殿は金と赤の華やかな建物となっている。近づいてみると、細やかな装飾がされているのが分かるはず。天上聖母の左右には、千里眼と順風耳という2匹の鬼がつきそっていて、世の悪事を千里眼が見て、順風耳が聞き、媽祖に報告をしているそう。