延平郡王祠は、かつて台湾を占領していたオランダ人を追い出し、台湾を取り戻した民族的英雄・鄭成功を祭った祠(ほこら)。明の時代の台湾の支配者であり、父は中国人の海賊、母は日本人で彼は7際まで日本で育った。鄭成功は1662年、38才で無くなったが、その年に人々によってこの廟が建てられた。当時は「開山王廟」と呼ばれていたそう。
その後新しく1875年に福州式の廟が建てられたが、日本統治時代が終わった後、中国によって取り壊され、新しい様式の建物に建てなおされた総。建物の彩色が見事。こうした建て替えのため、古蹟として認定することができないそう。
日本の絵馬のような木札がかけてあって、こちらも願掛け用だろうと思った。