不景気、仕事が無い、とくれば、やっぱり「神頼み」に行くのが一番。ということで、南投県の竹山鎮にある「紫南宮」へお参りに行ってきた。ここの神様、なんと、お金を貸してくれる。
まずは、ここの神様に、自分の名前、住所を言って、どうしてお金を借りたいのか理由を言ってから、杯籖を投げて、3回続けて裏表ペアがでれば、「借りても良い」ということで、横にある事務所で、所定の用紙に記入して、身分証(IDカード)と一緒に出して申し込み。200-600元の現金を貸してくれる。
では、借りたお金はどうするかというと、事業をしている人ならば、その借りた現金を、支払いの際に混ぜて使うとか、株の投資の際に使うなど。バクチや悪事に使うことは許されていない。よからぬことを考えてお参りしても、決してOKのサインは出てこないそう。それで、いつ、どのよう に返すのかといえば、それは自由。借りたお金を元手に入れて、儲かって、神様にお礼がしたければ、その元金+お礼で、いくらで返してもOK。もし儲かるこ となく、年月が過ぎたら、思い出したことに借りた元金だけでも返した方がいいそう。儲かった人が多いようで、ここは、年々多くの参拝客で溢れ、お賽銭がどんどん入ってくるよう。なんせ、1999年の大地震の時に、近所の小学校が倒壊したのを、ここがお金を出して建て直したくらい。それで、更に多くの参拝者 が訪れるようになったとか。
「紫南宮」を代表する「金鶏」。これをなでさすって、金運にあやかることができるそう。もうさわられすぎで、色がはげて木地が出てるところもある。暑いので、 いろんな人の汗やら、何やらもいっぱいついてるのか、ベトベト。さわりながらも、ちょっとさわり心地の悪さに、くじけそうになるが、さわっただけご利益があるような気もしないではないので、がんばって触りまくった。この「金鶏」のミニチュア版や机の上や家の棚におけるサイズで、ガラスケースいりのものも売っている。
「紫南宮」は、年々参拝する人が増えてきて、周囲のお店も年々増えてきている。特に土日は開店している店が多いので、賑やか。宮の前で一番多いのが、南投名物の芋を扱った店。飲料、蜜地瓜、地瓜粿、地瓜球、懐かしい味系アイスを売ってる店。お参りのお供えにそのまま使えるパイナップル(商売繁盛を願うには、一番ふさわしい果物)やその他果物、芋やたけのこなと、ラインナップがすごい。売ってる食べ物は、全部手作り。