カンチャナブリは映画「戦場にかける橋」にも描かれた舞台である。、全長415mの泰緬鉄道が、第2次世界大戦時中にバンコク郊外からビルマ戦線への補給路として建設されました。連合軍の攻撃で中央部分は破壊され、戦後賠償として終戦後に日本の手で修復されている。修復部分は、台形のスパンになっているので、クウェー川鉄橋の実物を見ればすぐに分かる。
現在もカンチャナブリから80km先のナム・トクまで運行されている。100バーツでの乗車と、クッキー&ドリンク、乗車証明書付きで300バーツのチケットがある。2時間の旅なので、昼食代りに橋の近くの屋台でガイヤーン、ソーセージ、豚肉の干し肉、マンゴーを買い込み乗車。ガイヤーンやソーセージはバンコクでよりもスパイスが効いていて美味しい。豚肉を干したものが特にオススメ。
最初の見どころはもちろんクウェー川鉄橋。歩いて渡ることもでき、列車が来た時は待避所で通過を待つようになっている。次の見所はチョンカイの切り通しだ。線路を通す部分だけを岩山を切り開いたので、両側には岩壁がそびえ立っていて、とても近くに感じる。各地にこうした岩を切り開いて残った壁がある。途中のどかな風景を楽しみ、最後の見所はアルヒル桟道橋だ。突貫工事による爆破でデコボコなった岩盤にへばりつくようにして橋が続いている。ここでは多発する事故で多くの人が命を落としたようである。そして、終点のナム・トク駅へ到着。
電車の旅も景色をゆっくり見られるので良い。畑や山、川と山など景色が変化して2時間の旅もあっという間だ。電車は連結外れないかと思うほど弾むが、それもまた楽しめる。