暖かいので、歩くのは苦にならなかったので、15分くらい歩いただろうか、目当てのランチ看板が見えた。
ここは「畑のごはん たむら」見過ごしてしまいそうな程地味な看板だ。その店はビルの2階にあった。小さいが明るく落ち着いた雰囲気の、和風モダンな店。ランチはどれも1365円。
落ち着いたBGMを聞きながら待っていると、料理が出来てきた。お膳にはびっしりとおかず達が並んでいた。料亭の料理のように洗練された料理ではなく、おふくろの味の料理がそこにあった。
鮭、玉子焼、小松菜・油揚げ・しめじのお浸し、キャベツのお新香、葉っぱとポテトのサラダ、雑穀米、味噌汁は豆腐・わかめ・ネギ
品数沢山だ。お浸しは、小松菜と油揚げのバランスがいい。
旬のキャベツの浅漬けは、ほんのりとした甘ささえ感じる。ポテトサラダはたっぷりと、その存在感をアピールしている。
雑穀米は大小幾つもの穀物が混じっていた。モチモチ感のあるご飯で美味い。シャケの骨以外全部頂いた。
優しくて、滋味溢れる料理達だった。滋味が体の中へ染み入るようだ。本当の御馳走とは、こういう料理かもしれないと深く感じさせられた日。みなさんもたまにはいいんじゃないでしょうか。