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日本茶茜や

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まるでおままごとの世界のような隠れ家カフェ

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日本茶茜や

神楽坂の住宅街の、しかもさらに路地にある日本茶カフェ『茜や(あかねや)』。路地手前の車が通る道に看板が出ているわけでもなく、目印は店の入口に掲げられた小さな表札↑と名刺のみ。この店の存在を知らなければ、店の前を通り過ぎるどころか、店の前にすら足を運ばないであろう場所にある。以前訪れた時も、引き戸の取っ手そばに小さく断り書き。店の目の前に足を運ばないと、営業しているんだか、していないんだかすらわからない。いたって東京の下町でよく見られた昭和の住宅を感じるフツーのお宅。店内(と言うよりは室内といったほうがしっくりくる雰囲気)はまるでおままごとの世界。客席は六畳二間に2〜3席用意されている。テーブルはどれも小さいので、1〜2人ぐらいで訪れるのがよい。それぞれの部屋にある押入れは襖が取り払われ、インテリアスペースとなっている。1957年の「暮らしの手帳」や太宰治の小説など、昭和を感じる本なども置かれている。こちらの店主はグラフィックデザイナー、二級建築士、日本茶インストラクターとマルチな才能の持ち主。カフェは本業の片手間で行っている感じ。カフェメニューは2種類のみ。干菓子にするか生菓子にするかで値段は変わる。煎茶及び和紅茶の一煎目は店主が淹れてくれる。こちらの和紅茶は奈良県月ヶ瀬産の日本茶の茶葉を紅茶にしたものとのこと。エグミがない紅茶との説明であったが、確かに、時間が経っても、エグミはまったく感じられなかった。味はフルーティーな華やかさがあり、さっぱりとおいしい紅茶である。1つの茶葉で3通りの味わいが楽しめるとのこと。店主が淹れてくれた一煎目は非常に少量。色深蒸し茶がこんなに甘いとは。二煎目は甘味が抑えられ、苦味が出てきて、個人的にベストな味わい。三煎目は二煎目の味にさらに深みがプラスされた味わいになり、淹れるたびに味の印象が変わり、たっぷりは飲めないが、楽しめる。さるやの楊枝が添えられたお茶請けの生菓子は桃と梨の求肥と言われたが、食べてみると、梨と言うより柿のような感じの味わいと食感であった。干菓子は抹茶ピーナッツ。これが意外においしく、ピーナッツにチョコがコーティングされているかのような濃厚さ。そして、塩昆布。この存在はお茶する上ではありがたい。小さな店ではあるが、席(というかちゃぶ台)周辺のスペースは広めに確保されていることもあり、ゆったりと寛げ、また、多くの客がいるわけではないので、隣席のしゃべり声もBGMのようで、まるでAVANTIのウェイティングバーにでもいるかのような不思議な空間であった。ここは場所もさることながら、本当の意味で隠れ家カフェであった。

オススメメニュー

 

 

メニュー表

 

メニューはシンプルにたった2つ!
煎茶セットと和紅茶セットです。千菓子と生菓子で料金が変わります。

一煎目では、甘みが。二煎目では苦みを感じられ、三煎目では渋みを感じることができるそうです。

基本情報
  • 日本茶茜やの住所情報〒162-0828 東京都新宿区袋町24
  • 日本茶茜やの電話情報03-5206-7990電話を掛ける
  • 日本茶茜やの営業時間情報営業時間:12時~18時
  • 日本茶茜やの定休日情報定休日:月曜日・火曜日・日曜日・祝日
  • 日本茶茜やのホームページ情報http://www.akane-ya.net/
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日本茶茜やのタグ

記事最終修正日時
2013.03.07 07:58

Creative Commons — 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 — CC BY-NC-ND 2.1

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