ベトナム料理と言うと日本人におなじみなのは米の麺『フォー』や生春巻だろう。ホーチミンで秘かにお勧めなのはシーフードである。海に近いホーチミン、新鮮な魚介類が豊富なのだ。地元民に人気のこちらは「ゴックスーン・マリーナ」。ゴックスーン・マリーナ店内はエアコンの効いた屋内席と、オープンエアーの席がある。今回は、オープンエアーの席へ。この日は雨上がりなので結構気温も低くさわやかな温度だった。生バンドの演奏もあり、ムーディーな雰囲気。まずはハイネケンビールで乾杯!ベトナムと言えば『333(バーバーバー)』が有名だが、在住外国人に人気なのは、ハイネケンやタイガーと言った外国ブランドのようだ。巨大な氷をぶち込むのがベトナム流の飲み方。御料理は、シーフード尽くし。蟹爪のフライチリソースを付けていただく。プリプリ。ソフトシェルクラブのフライ、殻の柔らかい蟹を殻ごといただく。この蟹もホーチミンではポピュラーなよう。ハマグリ、日本で言う『酒蒸し』風、バターとニンニクの風味が効いたスープもうまい。ベトナムのハマグリは、巨大。いか焼、いかも結構ポピュラー。道端でスルメのような物を焼いて売ってたりもする。海鮮団子鍋、すり身の団子と野菜タップリの鍋スープはあっさりして、出汁の効いたお味。ちょっと和風に近いのだが、ピリッと胡椒の風味が効いている。シメに、極細の麺にスープをかけてこれが、うまい。つるつるっと、いくらでも入る。ゴックスーン・マリーナ店内は、小奇麗な(お金持ち風)ベトナム人客でいっぱい。この辺も、ベトナムの景気のよさを伺わせているような気がした。