2006年9月に開港した世界最大規模で24時間オープンの空港であり、東南アジアのハブ空港として存在感を発揮している「スワンナプ―ム国際空港」。
空港ターミナルはドイツ人建築家のヘルムート・ヤ―ンが設計を手掛け、太陽光をたくさん取り入れたコンコースは新しさを感じる。
敷地面積は現ドンムアン空港の5倍、成田国際空港の約3倍の広さを誇る。
空港内には、タイを象徴するオブジェがあちらこちらにあり、旅行気分を盛り上げる。また日本には就航していない航空会社や世界各地からの到着する人々がどんな様子なのかを観察するのも面白い。
インフォメーションには便利な日本語の空港案内パンフレットがある。
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■スワンナプーム国際空港内施設
*両替所
空港内にはタイの銀行の出張所が点在しているので、両替に困ることはありません。空港内であればレートもすべて同じ。
市内の銀行や両替所のレート に比べると多少悪く、1万円両替して250円程度の差があります。
バンコク、プーケッ ト、チェンマイなど主要な観光地であれば、同じような銀行の出張所がいたるところにあり、いつでも両替できるので、空港では2~3日分の現金のみ両替するのがオススメ。
手数料:どこの両替所も同様に、現金であれば手数料はかかりません。しかしトラベラーズチェックの場合は1枚につき23バーツの手数料がかかります。
*レストラン
3階にはグルメ、カフェスポットがあり、中華料理のファストフードや、カジュアルスタイルのタイ料理店、そしてスターバックスなどがあります。ほとんどの店が24時間営業。
*ショッピング
4階の出発ロビーには免税店やお土産店が並んでいます。化粧品やたばこ、香水、酒類が売られている総合免税店の他にも、トッズ、バリー、バーバリー、ディオール、フェンディ、ブルガリなどの高級ブランド店もあり、最後までショッピングを楽しめます。
お土産には、タイ産のお菓子やタイブランドの雑貨が売られている「テイストオブ・タイランド」やタイシルクのジムトンプソンがオススメ。ジムトンプソンやパンピューリなどホームスパブランド、OTOP(タイの一村一品運動)ブランドなどは、街中のショップと同じ価格帯です。また、マッサージも2箇所あり、価格は街の2倍くらいですが、ギリギリまでマッサージを楽しむことができます。勿論日本よりはお安いですよ。
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■空港内移動の車両 スワンナプーム国際空港の建屋内で搭乗口に向かう歩く歩道(水平に進むエスカレーター)に乗っていると、窓側の通路脇に空港内移動用の電気自動車が止まっています。 その形状がとてもユニークです。 ナンバー登録が必要ないせいか、モーターショーなどで展示される未来の自動車のような形状です。車種一種類のみでなく、何種類かあるようです。 |
■スワンナプーム国際空港からバンコク市内へのアクセス
スワンナプーム国際空港はバンコク中心部より東へ約30Kmに位置します。
バンコク市内とスワンナプーム空港を結ぶ交通手段はエアポートバス・タクシー・リムジン・公共バスのいずれか。
1人であれば、エアポートバスや公共バスが割安。複数人の場合や荷物が多い場合はタクシーやリムジンを使ったほうが快適且 つ安上がり。
リムジン (所要時間:約30~60分) |
他の交通手段より多少料金は高め。 海外旅行初心者の方や安心が一番という方には リムジンに乗ることをおススメします。 リムジンは行き先や車種によって料金が異なり、 渋滞状況や有料道路からの距離によっても料金に違いが出てきます。 金額 例)600B~ (トヨタ CAMRY・ニッサン Teana)/1,000B~ (BMW)/800B~(Mercedes-Benz) /600B~ (London Cab)/600B~(トヨタ Commuter ・ ニッサン Urvan)/500B~(ISUZU MU-7) 入国手続きをし、税関を抜けたところにリムジン用カウンターがあります。 行き先や人数、希望の車種をスタッフに伝えましょう。運行時間は24時間。 |
エアポート・レール・リンク
(所要時間:最短約15分~) |
2010年8月23日に正式開業した高速鉄道。 タイのSRT(タイ国鉄道公団)が運営し、車両はBTS(Sky Train)・MRT(地下鉄)と同じ、 ドイツのシーメンス社製が採用されています。 スワンナプーム国際空港駅」から「マッカサン駅」間はExpress Line(急行列車)で約15分、 「スワンナプーム国際空港駅」から「パヤターイ駅」間はCity Line(各駅列車)で約30分です。 終点の「パヤータイ駅」まで直通ノンストップのExpress Line(急行列車)も 2011年度より1時間に運行されており、所要時間は18分です。 主要駅は「スワンナプーム国際空港駅」と「パヤータイ駅」を含めて全8駅あります
。マッカサン駅はMRT(バンコ ク・メトロ、地下鉄)のペッチャブリー駅に接続していて、便利です。 各駅停車(City Line)が10分間隔、特急(Express Line)が30分間隔。 運賃は各駅停車(City Line):片道15~45Bath一駅毎に5Bathずつ加算 特急(Express Line) :片道150Bath(一律) |
一般バス |
空港で働くタイの人々や、友人を空港に送りにきた人が 帰宅時によく使う交通手段がバスで、公営と私営の2種類があります。 バスターミナルは空港から少し離れていますが、 空港からバスターミナルまでは24時間運行の無料リムジンバスがでていますので、 慣れると一番安くバンコク市内までいけます。(シャトルバスは約10分おきに走行) ・公営バス 運賃は25Bath~35Bath(行き先やバスの種類によって異なる)。24時間運行。 運行間隔は行き先により異なり約20~30分間隔。 バスターミナル窓口でチケットを購入するかバス乗車後支払い。 ・私営バス 運賃は行き先やバスの種類によって異なり、運行時間は5:40~21:00。 バスターミナル窓口でチケットを購してから乗車する。 |
タクシー
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空港からタクシーで市内へ向かうのは一番楽な交通手段といえます。 人数が多く、荷物もとても多いときにはとても便利です。 カタ コトの英語が話せる運転手もいますが、ほとんどの人がタイ語のみの対応になるため、 目的地の地図やタイ語で書かれた住所やホテル名を持参するといいでしょ う。 高速道路運賃はメーターには含まれていませんので、 運転手にいわれた金額を払うことになります。 大体初乗り料金が35Bathからでメーター式となっています。 細かめのお金、100、50、20Bath紙幣を持っていると便利です。 交渉制ではありませんので必ず乗車の際には メーターが動いているかどうか確認するようにしましょう。 バンコク市内までは約250Bathかかります。 空港ではタクシー専用乗り場があり、 ここでは安全を考え係員が車のナンバーと行き先を控え、トラブル防止を行っています。 1階のエントランス7をでた辺りに乗 り場があり、順番に行き先を伝え乗り込みます。 空港利用料50Bathと高速道路料金、メーター料金以外は請求されません。 |
■空港とバスターミナルを結ぶ無料シャトルバス
スワンナプーム国際空港の入国審査や荷物受け取りは、2階フロアー。 24時間運行しており、運行間隔は約10分です。 |
※タイのタクシーは運転手と旅行者とのトラブルがよくあります。注意事項をよく確認しておきましょう。
・メーターが動いているか確認
・一人乗車はできるだけ控える(旅行者ということで稀に金銭目当てで強盗にあうことがあります。特に夜などは男性でも一人では乗らないほうが安全)
・しつこい客引には注意する
・急儀の場合はタクシーは厳禁(バンコク市内の道路は名物にもなるほどの混雑の為、到着時間があいまいです)
・1階のタクシーサービス以外でのタクシーではサービス料金を取らないため、運転手の呼び込みが特に激しく、到着後高額チップを請求されることがあります。乗車の際には「ノーチップ」「メーター制」であることを十分に確認してください。