■ハワイの伝統文化
ハワイの人々は自然には神様が宿っていると考え、その考えをもとにした様々な伝統が今も受け継がれている。
例えば、フラも、神にささげるために踊られてきたもの。そんな神秘的な奥深さがハワイ文化の特徴。
ジャンル | 特徴 |
フラダンス
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足でステップを踏み、手で言葉を表現するという古代ハワイのポリネシア系先住民の間で踊られ始めたポリネシアダンスの一つ。カヒコと呼ばれる、古代からハワイ王朝時代までの舞踊形式を基本とした古代フラと、アウアナと呼ばれる楽しい踊りが特徴の現代フラの2つのスタイルがある。 |
ウクレレ
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フレットが施された小型で4弦のギターによく似た弦楽器。ポルトガルからの移民が持ち込んだブラギーニャ(braguinha)と呼ばれる楽器を起源とし、ハワイで独自に改良を重ねられて現在の形になったとされる。 |
レイ
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「ハワイの心」を表現する伝統的な装飾品「レイ」。ホノルル国際空港に到着すると、出迎えの人がいい香りの花々を繋げた花飾り「レイ」を首にかけてくれる光景もよく目にするだろう。ハワイの人々は、子供のころからレイの作り方を学び、洋服を着るようにごく自然にレイを身につける。誕生日や卒業式、結婚式などのお祝いにレイを贈り、そして贈られる、ハワイの生活には欠くことのできない存在。 |
ハワイアンキルト
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1820年代にイギリス人宣教師によって伝えられたパッチワークキルトが独自に発展したもの。 大判の一枚布を8つに折り畳んでカットするため、左右対称のモチーフができる。 ハワイでは、ハギレを利用する習慣がなかったため、大判の布をあえて細かく裁断して使用したといわれている。 パイナップルや花などのモチーフが特徴。 アメリカンキルトとは違い、芸術品として発展した。 |
*衣装
アロハシャツ
パイナップルやフラを踊る女性などのトロピカルモチーフや、金魚、虎などのオリエンタルモチーフを華やかな色彩で染め上げた開け襟シャツ。トロピカルな柄に交じってオリエンタル柄があるのは、日系移民が出持ちの着物を仕立てて直したのがルーツ。オフィスやレストランではもちろん、式典や冠婚葬祭でも着用される「ハワイにおける男性の正装」として認知されている。
ムームー
アロハシャツのようなカラフルな色柄にフリルがふんだんにあしらわれた華やかなドレス。「ハワイでの女性の正装」とされ、アロハシャツ同様、冠婚葬祭などでも着用される。