ペナン島の発展は、1786年にイギリス東インド会社が東南アジア進出の拠点にこの島を選んだことによる。中心地の「ジョージタウン」は、当時のイギリス皇室のジョージ3世にちなんで付けられた。東西貿易の中継地点として発展を遂げた「ジョージ・タウン」には、今なお多数の英国コロニアル調の建造物が残っており、この歴史的な街並みは2008年にユネスコ世界遺産に登録され、マレーシア初の世界文化遺産となった。現在は華人が多数を占め、植民地時代のコロニアル調のきれいな建物から中国のちょうちんがかかったさびれた建物までいろんなものが混在した街となっている。街には中国語や日本語の看板も多く見かけ、インド人やマレー系中国人など、さまざまな人種も見ることができる。
また「ジョージタウン」はリゾート地としても有名で、クアラルンプールに次ぐ、マレーシアの第二の都市として栄えている場所である。