オペラ座は色々な国にあるが、パリにあるのが、パレ・カルニエと呼ばれる歌劇場。19世紀後半、かのナポレオンが大規模な都市計画を打ち出し、この地にオペラ座を建設することを命じた。171の公募作の中から選ばれたのが、シャルル・ガルニエの作品であったそうで、約14年の歳月をかけて建てられた。
オペラ座の外観も細部にわたって装飾が施され大変美しいが、中に入るとまるで夢の中にいるようなさらに美しい世界が広がる。大理石の階段、金箔の壁、豪華なシャンデリアがきらめく大広間など、貴族たちのエレガントな社交場であった様子が目に浮かぶようだ。
オペラ座は、1875年から1989年までオペラ公演が行われていたが、現在は新オペラ座であるバスティーユ・オペラ座で公演が行われている。