SixSensesが運営を手掛けるリゾートホテル「Evason」。全185室を有し、スタジオタイプやプールヴィラなど好みに応じた客室タイプを選べるのが特徴。雰囲気がとにかく一流。ホテルに着くとまずは、天井の高いレセプションがリゾート気分を盛り上げる。そして、ヴィラの入り口にはかわいいデザインで「Do not disturb」の札が用意されている。部屋ごとにバトラーが付き、電話のバトラーのボタンを押せば、担当者の携帯に直接つながるようになっている。プールヴィラはそこまで広くはないが、プライベート感たっぷりだ。インテリアがとても素敵で、グラスや食器、小物入れ、シンク、ビーチバッグなど、もうとにかく細部にわたって小洒落ているのだ。また枕を8種類くらいある中から好きな種類を選べるサービスもある。カウチの適度な硬さやたくさん置かれたクッションなどさり気ない心遣いに胸を打たれる。カウチはエキストラベットにもなる。ターンダウンサービスもとても効率的。たくさんあるティーバッグの中から減っているのを見事探し当て、きちんと補充してくれたり、脱ぎっぱなしにした服をきちんとたたんでくれたり、ベットサイドに水とコップを置いておいてくれたり、蚊取り線香を設置してくれたり、もう痒いところに手が届くサービス。あと、とても気に入る点は、アメニティーがすべておなじ香り(レモングラス?)で統一されていること。ウェルカムティーから始まり、ソープにローション、すべてがこの香りで、バスソルトまで用意されているのだ。もちろん、香りがダメな人には、すべて無香のものと交換が可能だ。天涯つきベットやプライベートプールも当然、素晴らしいのだが、こういう細かいところにさすが一流ホテルを感じる。強いて言うならば、オープンエアのシャワーとバスタブエリア上にある木からベリーのような実がボトボトと落ちて、床に散乱していること。しかもこれを踏むと実がつぶれて足の裏が汚れてしまう。このオープンエアのバスタブ横には水槽があり、魚が泳いでいる。何とも優雅である。
パブリックプールもいい雰囲気である。海はホアヒンと似たような感じだが、プライベートなのでビーチはもっと空いていて、のんびりできそうな雰囲気。ホテル内のレストランとバーもとても素敵だ。また小さな図書室には、日本語の本もかなりある。そして2台あるPCからは無料でネットができるという環境だ。夜になると照明がしっとりと美しく、ロマンチックな雰囲気になる。