アユタヤから南へ約20㎞のところに位置する「バンパイン宮殿」。プラサート・トーン王がチャオプラヤ川に浮かぶバンパイン島に僧院を建て、さらにその南に宮殿と池を建築した。アユタヤの歴代王はここを離宮として利用していた。1767年アユタヤが陥落するまで使われていたかどうかは分かっていないが、陥落後約80年間放置されていたそう。そして、チャクリ王朝のラーマIV世によって再び造営されることとなる。現在はレセプション会場や国王の住居として使われている。敷地内にはタイ様式をはじめ、中国様式、西洋式とさまざまな建物を見ることができる。途中、象の形に刈り込まれたかわいい植木もあって、いたるところに見どころがある。王室に関係しているため、露出の多い服装では入場できないので要注意。広大な敷地の中で、趣の違う建物が一度に見れるのは、なんだか得した気分にも感じる。