来遠橋はホイアンにある日本人が建設したといわれる橋。ホイアンは古くはチャンパ王国の時代から、東西を結ぶ国際貿易港として栄え、海のシルクロード上の重要地点だったホ。イアンは、17世紀には江戸幕府と朱印船貿易が活発に行われた。日本人が1000人以上住んでいたと言われ、様々な文化が混在するこの街並みは1999年に世界遺産に登録された。昔日本人が建てた日本橋、来遠橋は、1593年に作られた屋根付きの橋で、新2万ドンにも印刷されている観光名所のひとつだ。頑丈な作りをした来遠橋は、地震にも耐えられるようにとの意味合いがあったそう。以前はこの橋を境に日本人街と中国人街が分かれていたそうだが定かではない。
来遠橋の中には小さなお寺もあり、また、橋の両側には猿と犬の象がある。これは猿の年に建設し始め、犬の年に完成したためだといわれている。また、来遠橋を作った日本人達はアジアの海には巨大なまずおがおり、そのなまずが暴れることで地震が起こると信じていたため、このナマズを鎮静するために橋にお寺を作ったそう。
日本人が住んでいたこと自体驚きだが、実際にこの街を歩いてみると、どこか居心地の良い懐かしい感じがする。のんびりと散歩しながら、来遠橋を見たり、お土産屋をのぞいたり、ちょっと疲れたら名物のホワイトローズ(エビのすり身を米粉で包んで蒸したもの)をつまみながらビアホイを飲んでみたりと散策するにはぴったりの街だ。
・通り抜けは無料
※チケットを購入して見ることができる。
チケットは5枚つづりの総合チケットとなっており、
ホイアンの観光施設が①~⑤までグループ分けされており、
番号ごとにかくひとつずつの観光施設を見ることができる。