「ミスター・ワッタナー」の10バーツラーメン と言えば、カオサン通り周辺に長く滞在経験がある人なら、 一度はお世話になっているのではないだろうか。10バーツにもかかわらず、 そこら辺の屋台の味に決して負けていない。 むしろ、バーミーナムなんかは、 余計な味付けをしてないので日本人向きの味わいである。「ミスター・ワッタナー」へ行く時間によって、味の濃さが変わるのはご愛嬌。開店直後の9時頃に行くと若干スープは薄めで、12時近くに行くとスープは濃密になっているが、 茹でるお湯が粉っぽくなってしまうので、食べに行くタイミングが重要だ。「ミスター・ワッタナー」のオススメと言えばバーミーヘン。汁なしラーメンのバーミーヘンには、 「ミスター・ワッタナー」特製のタレをかけて食べる。このタレはチャーシューを作る際に出る煮汁らしい。これを入れないと、 バーミーヘンのおいしさが半減してしまうくらい大事な一品だ。 ずっと10バーツという価格で勝負している。アジア通貨危機の際に物価が値上がりしても、小麦の国際価格が上がっても価格据え置きだ。安かろう不味かろうではなく、安くてしっかりおいしい料理を提供している「ミスター・ワッタナー」。ぜひ、その味を確かめてみて。
バーミーヘン