スクンヴィットSoi10にあるべンジャロン焼きのお店「タイ・イセキュウ」。ベンジャロン焼きはタイの三大陶器の1つとされている。金の縁取りを施し、青・赤・緑といったいくつもの色彩で描かれた華やかな文様の陶磁器で、アユタヤ時代から作られている伝統工芸品だ。「タイ・イセキュウ」は平日朝9時から営業している。伝統柄からモダン柄まで、オリジナルのベンジャロン焼きの種類とその質に定評がある「タイ・イセキュウ」。顔料にこだわり、発色の美しい作品の数々をみてとれる。食器をはじめ花瓶や灰皿といったものも店内には並んでいる。また工房も兼ねているので、店内で絵付け作業を見ることもできる。じつに細かい作業である。「タイ・イセキュウ」のオーナーは確か日本人だったように記憶する。日本語で対応してくれるので、買い物しやすい。お客さんの多くが日本人ということで、日本人好みのラインナップもうれしい。伝統柄ではないが、ベンジャロン焼きの砂糖・ミルク入れを購入。何を入れても使えそうな一品だ。また、「タイ・イセキュウ」では週3回、絵付け教室も開催されているとのこと。タイならではのものなので、お土産にしても良いし、絵付け教室に参加して、さらに電楼工芸に触れてみるのも良い。ぜひ「タイ・イセキュウ」へ立ち寄り、本物を見ていただきたい。