ランスのノートルダム大聖堂は、パリから北東約130キロに位置するランスの街にある大聖堂。1991年にユネスコ世界文化遺産に登録された。シャルトル大聖堂製やアミアンのノートルダム大聖堂と並んで、フランス国内におけるゴシック様式の傑作のひとつでもある。
ランスのノートルダム大聖堂の着工は1211年。その後戦争などで完全に工事が終わらず1475年にようやく完成をした。
外観にはゴシック建築の象徴であるフライング・バットレス(飛び梁)がずらりっと並んでる。実に壮観だが、シャルトルのゴツくて男性的なデザインのフライング・バットレスに比べるとちょっと装飾的でエレガントなので、これだけ並んでも軽やかな感じがする。ゴシック建築のもう一つの特徴、ガーゴイルもいっぱいいる。
また、ランスのノートルダム大聖堂では歴代のフランスの王達が戴冠式を行っており、ルイ13世、ルイ14世、シャルル7世などが挙げられる。