メルヘン街道に位置する「ハーメルン」は、グリム童話の「ハーメルンの笛吹き男」で有名な街。街のとある場所に描かれた足跡を辿って行くとあるハーメルンの笛吹きの男が現れる。噴水になっているが、あまりにも街中がノンビリ(田舎)し過ぎで、やっぱり、期待してたのよりも地味なのが惜しい。昔、数多くの子供達が失踪した事件と中世ヨーロッパは不衛生で特有のネズミが出ていた事から創られた童話だとか。子供達が連れ去られた場所は現在でも、舞楽禁制通りとされ踊りや音楽は禁止されているそう。しかし、マルクト広場では毎夏にハーメルンのネズミ捕り男の演劇やパレードが行われる。また、ハーメルンのお土産でも可愛いネズミの小物等が人気。グリム童話をたどるのに必須な「ハーメルン」に是非訪れて。
役立つ情報
*グリム童話「ハーメルンの笛吹き男(ネズミ捕り男)」 グリム童話の舞台、メルヘン街道の中でも人気の町、ハーメルン。 ハーメルン旧市街の中心にある「結婚式の家」と呼ばれる建物で、 ネズミ捕り男のからくり劇を見ることができます。 毎日、13:05、15:35、17:35にからくりが動きます。 ちょっと恐いお話ですが、現在のハーメルの町中にはかわいいねずみちゃんグッズがたくさんあり、 とても楽しい街です。 |
中世のハーメルンは製粉工場が多かったためねずみの害にとても悩まされていました。 ある日、町にネズミ捕りを生業にしている男がやってきて、「街中の鼠を駆除します」といいました。 |
男は腹を立てて町を出て行きましたが、1284年の6月26日、奇妙な格好で再びハーメルンの町にやってきます。この日、大人は全員教会にミサに行っており、子供達が留守番をしていました。 |
ネズミ捕り男はそのまま子供を引き連れて町を出ると、子供達とともに、どこへとも分からず消えてしまいます。 |
ミサから帰ってきた大人たちは残された子供に、他の子供達がどこに行ったかを聞こうとしたのですが、一人は目が見えないためみんながどの方向に行ったかが分からず、もう一人は口がきけなかったため、説明することができなかったそうです。
連れ去られた子供達は二度とハーメルンに戻ってきませんでした。
**おしまい**
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ねずみと一緒に巡るハーメルン! 観光地である旧市街旧市街に入る手前にインフォメーションがあります。 インフォメーションを出たらねずみちゃんマークを追いかけていきましょう。
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コース紹介
ネズミ捕り男の家 | ライストハウス博物館 | デンプターハウス | 一番古いレストラン |
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旧市街に入って最初に見える「ネズミ捕り男の家(Rattenfangerhaus)」 |
1580年代にライストさんの家として建てられ、戦後修復されたもので、現在は博物館。 |
マルクト教会の対面にたつデンプターハウス。 |
ハーメルンで一番古いレストラン。こちらも中世から続いているのでしょうか。 |
マルクト教会 | 聖ボニファティウス大聖堂 | 木組みの家 | ベッカー通り |
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聖ニコライが祭られたマルクト教会(左の尖塔)と、からくり時計のある結婚式の家、大宴会ホールがあるそうです。 |
地下部分は1120年の建築です。建物は13世紀から何度も改築されているようです。 |
「市民の家」と呼ばれる木組みの家。 |
賑やかなベッカー通り。お店も中世の街並みに合わせた造りになっています。お馴染のマックもここでは黄色ではありません。 |