ハノイの旧市街にある「87マーマイの家」は、19世紀の古い民家がそのまま残っている例のひとつ。87マーマイの家というネーミングは奇妙な感じがするが、この家が建っている住所から付けられたもの、といえば納得。現在は伝統工芸品がずらりと展示されており、若干お土産屋の雰囲気が強いが、レトロな感じがそのまま残っており興味深い。やはり古い時代のものなので、中国の影響が幾分強い。
昔も今も、ベトナムの都市部は土地が高く、日本でいううなぎの寝床式の穂s長い住居が多いが、87マーマイの家もそんな特徴をもっている。細長い家の奥には階段があり、2階へとつながっているが、2階は人に貸したりすることもあったそう。
風通しをよくするため中庭を造ってあるが、ホイアンなどでも見られる技法である。
入場料:5000ドン