「ハレキイ・ピハナ・ヘイアウ(Halekiʻi-PihanaHeiau)」は、ハレキイ・ヘイアウとピハナ・ヘイアウという2つのヘイアウが隣り合って建っている場所。ここは、マウイ島最後のチーフ、カヘキリが戦いの神クーを祀ったヘイアウで、1240年頃に建てられたよう。ルアキニ・ヘイアウ(生贄を捧げたヘイアウ)として利用され、戦いの勝利を祈っていた。ピハナ・ヘイアウは正式には「ピハナカラニ・ヘイアウ(PihanakalaniHeiau)」といい、カメハメハ1世がマウイの地で生贄を捧げて祈りを込めた最後の場所だと考えられている。2つのヘイアウは、15分ほどで見て周ることができ、ピハナ・ヘイアウのところには小さな石碑がある。ここは古代ハワイアンの物語がたくさんある場所。またヘイアウは高台にあるため、遠くにそびえるハレアカラや青く輝くカフルイ湾、イアオ・ヴァレーやワイルク一帯を見渡すことができる。すべての自然の波動を受け取れるこの場所にヘイアウを建てたのも、この地に立ってみるとうなづける。1958年に修復され、国および州から歴史的な場所として登録されている。