ホノルル方面から、ノースショア方面に向かう途中にある小さい町ワヒアワ。ここに、とても有名な癒しの石と呼ばれている「ヒーリング・ストーン」が3体ある。これらの石には、マナ(霊力)が宿っていて、触れば病気や怪我が治癒すると信じられてる。伝説によると、カウアイ島から飛んできた二人のハワイアンの修道女の姉妹が、これらの石に神聖な治癒力を吹き込んだとか。その後、たびたび場所が移されたり破損されたりしたが、人々はこの石を「まじない石」として信仰の対象としてきた。これらの石を触る事で、病気や怪我が治ると信じられている。
向かって右側の一番大きな黒い石は、四大神・ロノと言われ、身体に健康を与える石(PohakuHo’olaKino)だとか。特に1920年代~1940年代は、巡礼者が絶えなかったそうで、ハワイアンだけでなく日系人・韓国系・フィリピーノ・中国系の移民など、主にノースショアの砂糖きび畑で働く労働者たちが、夜明けから手に手にお供え物を持って集まってきたそう。以前は、バースストーンの近くにあったそうだが、この石の奇跡的な力を求めて人々が押し寄せたので、バースストーンへの危害を恐れたハワイアンによって、1927年に今の場所に移されたそう。現在では、白い大理石のお堂に祀られているが、これは1996年にヒンドゥー教徒が寄贈したものなんだとか。なんとこの「ヒーリング・ストーン」、今ではオアフ島在住のヒンドゥー教徒の間で、聖なる岩として崇められているらしく、いつの間にか背の高い方の岩を破壊の神シヴァの化身として、崇拝するようになったのだそう。こじんまりとした所だが、行く価値大の場所。そして、ここは、どうやら土足禁止のようなのでご注意を。
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【効力・祈願】―癒し・病気治癒