マウナケア中腹の標高2800mにある「オニヅカ・ビジター・センター」は、山頂を目指す方や、高山病予防のために、ここで必ず30分以上休憩出来る良い場所。こじんまりとした建物だが、マウナケアに関するビデオが流れてたり、お土産がおいてあったり、高山病に関する注意事項があったりする。
ビジターセンター内には、マウナケア山頂に天体観測所を設けている国の国旗達が飾られていたりもする。ちなみにこの時点での気温は、日本でいうところの秋から冬くらい。ビジタセンターから見える雲海は、雲が下に見えるってとても幻想的な景色。
陽が沈むと、あたりは真っ暗で、下界の光も届かないので、ほんとに一面、星。かろうじてある光がトイレの明かりだけで、トイレの赤色は星がきれいに見えるためらしい。空には数えきれないくらいの星天の川もくっきり見える。マウイ島のハレアカラの天体観測も、ここマウナケアには及ばない程綺麗。数ミリメートル間隔で、びっしり星が光ってるわけだから、ここは、一度は行ってもらいたいステキな場所。
また、ビジターセンターの裏には、シルバーソード(銀剣草)と呼ばれる標高が高い所にしか生息しない絶滅危機にある植物がある。世界中でシルバーソードが 見られるのはヒマラヤ、マウイ島のハレアカラ、そしてここ、ビッグアイランドのマウナケアの山頂周辺の3か所のみ。