オアフ島にもヘイアウがいくつかあるが、こちらの「プウコホラ・ヘイアウ」は縦68メートル、横30メートルとハワイ諸島のヘイアウの中でも最大規模。プウコホラとは、鯨の丘という意味で、ヘイアウから見える海に鯨が現れるよう。
1791年に、カメハメハ大王がカウアイの予言者カポウカヒの助言により、ハワイ統一を祈願して建設させた。このヘイアウの石は、20km以上離れたプロル渓谷から人力で運ばれたそう。本来ヘイアウは、平民階級の民によって建設されるが、このヘイアウに限っては、貴族階級や大王自らもが石を運んだと言われている。そして、大王は従兄弟一族を生贄に捧げ祈願したそう。
プウコホラ国立歴史公園は、とても広く面積は約25万㎡。ちなみに、沖合いには鮫の神を祭る神殿もあるそうで、近年は干潮時でも姿を現さないという逸話もある。