19世紀、ラハイナは数多くの捕鯨船が出入りする栄えた港町だった。「ホエラーズ・ヴィレッジ博物館(WhalersVillageMuseum)」は、そんな当時を彷彿させる貴重な資料が展示してある。まず目に付くのが、中庭に展示されている全長約12メートルの鯨の骨。館内に入ると、まず捕鯨の歴史と、鯨をはじめとするハワイ州に生息する哺乳動物の紹介映像を見ることができる。コレクションの中には、鯨の歯や骨に捕鯨の様子を描きこまれたものや鯨を仕留めるために使っていた槍、捕鯨船の模型や捕鯨の記録を書かれたログブックなどが展示されている。また、長期間にわたる航海で、25人もの男たちが窮屈な捕鯨船の中でどのように過ごしていたかということも、視覚的に説明している。博物館では日本語の音声ガイドも利用できるので是非訪れてみて。