立派な建物の「香港歴史博物館」。かなり規模の大きな博物館で、入口から広いエントランスホールとなっている。中央には、広東地方で縁起担ぎの桃の木が飾られ、佇み、趣き、空気と香港らしさを感じる。
香港歴史は「地球の歴史」からの始まり、地球創成期からの色々な説明がある。モニターには、CGと現在の実写で作られた当時の様子や、鉱物や化石、地層解説なども。独特な地層が出来た経緯などの説明もある。中にはショートビデオを見せてくれるコーナーなんかもあり、最新設備を使った解説が行われる。創成期が終わると、次はジャングルだ。ここには剥製ではなく、模造品が置かれている。動物エリアを抜けると、昔の香港の町を再現しているエリアとなる。続く2階は近代香港の展示となり、一気にモダンな様子に早変わりだ。また、コーナー毎にさまざまなセットで生活の風景が再現されていたりする。
チケット売り場の裏手に銀行博があり、こちらも同じチケットで参観できる。あいにく内部は撮影禁止となっている。
とにかく工夫された展示方法で、香港の歴史を十分に理解することができる「香港歴史博物館」。たっぷり時間をかけて、訪れたいところである。