サン・ポーロ広場の少し先に位置する「サンタ・マリア・グロリオーサ・デ・フラーリ教会」。1340年にフランチェスコ派の修道士によって建設されたゴシック式教会である。ヴェネツィアを代表する教会のひとつで、サン・マルコ寺院に次いで高い鐘楼をが目印だ。バラ窓の曲線とその上の尖塔の直線が見事な調和である。
エレガントな趣のある内部には、数多くの美術品であふれている。中でも、主祭壇の背後にあるティツィアーノの代表作「被昇天の聖母」は必見だ。ほかにもドナテッロの木彫彩色像「バッティスタ」やジョヴァンニ・ベッリーニの「聖母と諸聖人」など、芸術作品が収められている。
美術好きの人は訪れてみると良いだろう。