12世紀に着工され、14世紀に完成したのゴシック様式のドゥオーモ。大理石の縞模様が外壁を飾り、円窓を40もの聖人たちの像が囲む。華やかな雰囲気の聖堂である。内部は、外見から想像したよりも大きくて立派で、見ごたえ十分だ。床面は色と線の大芸術空間になっていて、 大理石の象嵌で表現されている。踏まないように柵が置かれている。ステンドグラスはドゥオモとドゥオモ付属美術館に、本物とレプリカの同じものがあるそうだ。
ドゥオモに入って左手の小部屋にはフレスコ画が美しいピッコローミニ家の図書室もまた見どころである。15世紀の聖歌本や三美神の彫刻は必見だ。他にも洗礼堂中央の洗礼盤やドナテッロやギベルティらによるブロンズ像などがある。
ちなみに服装チェックがあり、あまり肌を露出した格好では入れないみたいで、ノースリーブの人は掛け物を借りて入場しているようだ。