マイントピア別子東平(トウナル)ゾーンは、市内の中心部から車で約45分、標高約750mの山中の「東平」と呼ばれる地域にあります。
東平は、大正5年から昭和5年までの間、別子銅山の採鉱本部が置かれた所で、地中深くから掘り出された銅の鉱石を坑内電車で東平まで運搬し、そこで選鉱した後、貯鉱庫に貯め、索道を利用して、現在のマイントピア別子(端出場ゾーン)のある端出場へと輸送していた中継所となっていたところです。
最盛期には、社員・家族を含めて約3,800人が周辺の社宅で共同生活する鉱山町でもあり、病院や小学校、郵便局、生協、プール、娯楽場、接待館などの施設も整備され、一時期の別子銅山の中心地として賑わっていました。
当時の施設の多くは取り壊され、植林によって自然に還っていますが、貯鉱庫、索道基地、変電所、第三通洞、保安本部などの鉱山関連施設の一部が風化の痕跡を残しつつ現存し、中でも重厚な花崗岩造りの索道基地跡の石積みは、東平の産業遺産観光の目玉となっています。
役立つ情報
◆ 定休日
毎月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
12月1日から2月末日までは施設は休館します。
他情報
東平歴史資料館の入場は無料です。
マイン工房の銅細工体験は500円です。
(所要時間:1~3時間)
コース紹介
◆(順路1)インクライン跡
◆(順路2)貯鉱庫・索道場跡
◆(順路3)東平歴史資料館
◆(順路4)小マンプ
◆(順路5)第三変電所
◆(順路6)第三通洞
◆(順路7)マイン工房(旧東平保安本部)