こりあらーむ

カテゴリー

日本で上映される今月の韓国映画

カテゴリー

最終更新 : 2020/04/07 15:37

カメレオン俳優たちの七変化が見られる「今月の韓国映画」

4月に日本で公開される韓国映画では俳優たちの変貌ぶりに注目。

過去にドラマ『宮～Love in Palace』で日本の韓流ファンを魅了したチュ・ジフンは恐ろしい殺人鬼に。ドラマ『最高の愛～恋はドゥグンドゥン～』でツンデレキャラだったチャ・スンウォンは筋肉ムキムキのパンチパーマ姿で登場。これまでのイメージを覆すキャラ変に驚かされる。

【注意】

※新型コロナウイルス感染拡大のため、今月は上映の中止・延期・変更が予想されます。詳細は公式HPをご覧ください。

『暗数殺人』

映画あらすじ

「7人だ。俺が殺したのは全部で7人」

キム・ヒョンミン刑事（キム・ユンソク）は、恋人を殺害して逮捕されたカン・テオ（チュ・ジフン）から衝撃の告白をされる。しかしテオの証言には証拠がない。そもそも彼は、なぜ自らそんな告白をしたのか？

警察内部でもテオの自白には懐疑的だったが、ヒョンミンは直感的にテオの言葉が真実であると確信。上層部の反対を押し切って捜査を進めていく。そしてついにテオの証言どおり白骨化した死体が発見されるのだが、テオは突然「俺は死体を運んだだけだ」と、これまでの証言をくつがえす。テオの言葉に翻弄されていくヒョンミン。果たして残る死体は存在するのだろうか？そしてテオの目的は一体？

公式サイト：　http://klockworx-asia.com/ansu/

過去に釜山で起きた残酷な事件をモチーフに

ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』のように、韓国を震撼させた実際の連続殺人事件を基に描いている。“暗数”とは実際の数と公的機関があつかう数との差をいう。ここでは表面化していなかった事件と被害者のことだ。

公開前は上映禁止を求める遺族がいたのに対し、「作品を世に出すべき」という遺族も。そうした声もあってか公開後は378万人の観客を動員。

『暗数殺人』
（2018年／韓国／110分）
2020 年4 月3日（金）よりシネマート新宿ほか全国ロードショー！

残酷非道っぷりが際立つチュ・ジフン。

『がんばれ！チョルス』

映画あらすじ

チョルス（チャ・スンウォン）は通行人が思わず足を止めてしまうほどの容姿と鍛え上げられた肉体の持ち主。だが見た目とは裏腹に頭脳は幼いまま。それでも彼は街の人たちから愛されていた。

ある日、チョルスは病院で大人びた少女セッピョル（オム・チェヨン）と出会う。彼女は難病と闘う入院患者だった。セッピョルは祖母（キム・ヘオク）から「チョルスがあなたの父親よ」と衝撃的な告白をされる。

「初めて出会ったはずなのに、俺の娘だと！？」予想もしなかった展開に驚くチョルスとセッピョル。果たしてチョルスの隠された過去とは？

セッピョルが祖母に内緒で病院を抜け出したことで、奇想天外な父と娘の大冒険が始まる。

公式サイト：http://klockworx-asia.com/chulsoo/

ただのコメディーじゃない！終盤で明かされるチョルスの過去とは？

序盤はただのコメディーと感じてしまうが、終盤になると思わず「あっ！」と声を上げてしまいたくなる展開に。ここではネタバレを避けるが、以前から韓国のことをよくご存知の方は古い記憶を呼び起こすことになるだろう。ドラマ『最高の愛～恋はドゥグンドゥン～』のトッコ・ジンとはまるで別人のチャ・スンウォンだが118万人の観客を動員した。