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伝統茶をゆっくり味わって感じる、韓国の古き良き魅力

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韓国伝統茶とは、朝鮮半島で伝統的に飲まれてきた飲料のこと。

『茶』とは呼ばれていますが、茶葉を使わない物も含まれます。
日本の緑茶や麦茶のように、家庭でよく飲まれるものや、伝統茶屋に行って飲むものまで、種類は様々。
味や色、香りはもちろん、風邪予防や滋養強壮など効能も多様で、韓国人の生活とも深く結びついています。

日本でもよく飲まれる柚子茶(ユジャチャ)や、赤い色がかわいい五味子茶(オミジャチャ)、とろっとした甘さが魅力のテチュ茶など、いろいろな種類のお茶をいろいろな飲み方で味わってみませんか?

 


韓国伝統茶の種類
 オクスス(コーン)茶 - 大粒のトウモロコシを焙煎したもの。
 ユルム茶 - はと麦を焙煎したもの。
 ポリ(麦)茶 - 日本の麦茶とおなじ。
 ユジャ(柚子)茶 - 柚子と砂糖、蜂蜜を煮込んだものに湯を注して飲む。

見た目はマーマレード状。茶というよりはホットレモネードのようなものである。
 テチュ茶 - ナツメの実と砂糖、蜂蜜を煮込んだものに湯を注して飲む。
 モクァ(木瓜)茶 - カリンの実と砂糖、蜂蜜を煮込んだものに湯を注して飲む。
 センガン(生姜)茶 - 生姜と砂糖、蜂蜜を煮込んだものに湯を注して飲む。
 ボルクル(蜂蜜)茶 - 蜂蜜をそのまま湯に溶かしたもの。「クル(蜜)茶」とも。
 インサム(人参)茶 - 高麗人参を煎じたもの。健康飲料。
 スサム(寿参)茶 - 高麗人参の6年ものだけを使った薬用茶。
 スンニュン(おこげ茶) - 炊飯器についたお焦げに湯を注して飲む。

昔は石鍋でご飯を炊いていたためにおこげができやすく、家庭でよくおこげ茶が飲まれた。

炊飯器が普及しておこげができにくくなり、麦茶やトウモロコシ茶がよく飲まれるようになった。

しかし最近の韓国の炊飯器にはスンニュンが飲めるようにおこげモードのついているものも存在する。
 キョルミョンジャ(決明子)茶 - エビスグサの種を煎じたもの。
 トゥングルレ茶 - アマドコロの根を煎じたもの。
 オミジャ(五味子)茶- チョウセンゴミシの実を煎じたもの。茶は赤い色でほのかな甘みとさわやかな酸味がある。

甘味、酸味、苦味、辛味、塩味の5つの味を感じるというので五味子の名がついた。
 ケーピ(桂皮)茶 - 肉桂(シナニッケイ)の茶。
 クッカ(菊花)茶 -キクの花を煎じたお茶。
 メシル(梅実)茶 -ウメの実と糖分を煮つめたものをお湯に注いで飲む。
 サンスユ(山茱萸)茶-サンシュユの実エキスに甘みをつけたお茶。
 ヒョンミ(玄米)茶-焙煎した玄米の茶。
 

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記事最終修正日時
2015.06.02 18:39

Creative Commons — 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 — CC BY-NC-ND 2.1

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