韓国全羅南道に位置する光州。現在ではおいしい全羅南道の料理が食べられる食の都として、また2年に1度開催される世界的芸術祭り「光州ビエンナーレ」が開催される都市として多くの観光客が訪れています。そんな現在の光州に至るまでには数々の出来事や困難がありました。光州にはかつての歴史的資料が多く残っており、直接見たり、感じたりすることができます。
光州松汀(광주송정/クヮンジュソンジョン)駅から車で約40分ほど行ったところに「楊林洞(ヤンリムドン)」という街があります。ここには100年もの間この地を見守っていた西洋建築の建物や、どこか日本の雰囲気をもった韓国の上流階級の家などがあり、19世紀から20世紀にかけての光州にタイムスリップできます。
「光州事件」が起こった都市としても有名な光州。光州広域市市内には「光州事件」に関連した施設がいくつかあり、当時の写真や映像、遺品などを通して事件について知ることができます。
光州事件とは
1980年5月18日から27日にかけて光州市民と学生が不当な国家権力に抵抗し、韓国戒厳軍と衝突した事件のこと。韓国では「5.18民主化運動」と呼ばれています。戒厳軍が武力でもって市民を鎮圧しましたが、これにより多くの若者や知識人が犠牲となりました。
光州事件関連史跡には石碑が立てられています。また、市内には光州事件の日付にちなんだ518番バスが走っており、このバスに乗れば光州事件関連の地へ行くことができます。
最上級の展示、コンベンション施設として建設され、光州を北東アジア貿易の中心地として地域経済の発展の中心地となっています。さらに、大規模な展示会を開催することで国際的な商品、技術、情報、文化交流の場としても活用されています。
ただ単に美味しいもの食べたり、ショッピングをしたりの韓国旅行はもう卒業!光州に来て過去の韓国を知る、「学ぶ旅」を楽しんでみてはいかがですか?