クアラルンプールの新しい表玄関となった「KLセントラル駅」。さまざまな交通機関がここには乗り入れている。マレーシア国営鉄道のKTMコミューターをはじめ、公営鉄道LRTのプトラ線,KLモノレール(始発駅だが,KLセントラル駅を出て少し歩く),クアラルンプール国際空港行きのKLIAエクスプレス、KLIAトランジットなどだ。まさに中央駅にふさわしい。空港からのリムジンバスもすべて「KLセントラル駅」前に着く。
そして、「KLセントラル駅」をデザインしたのは何と,故黒川紀章なのだ。屋内は天井が高く開放的で,建物全体が大きな吹き抜けで各フロアーが立体的な造りとなっている。鉄道によっては,2階にあったり、地下にあったりして、だいたい上下の移動で乗換えが可能となる。方角の表示に従って行けば、行きたいところへたどり着く。
日本人向けに,日本語看板がもっとも多いのが「KLセントラル駅」である。特に、空港への特急電車のホームへの表記は日本語がやたらに目立つ印象。日本語の他にはマレー語,英語での表記がある。