京都御所東に隣接する梨木神社、東の寺町通りをはさんであるのが盧山寺です。京都検定でもおなじみの神社で、萩が美しいことから、別名、「萩の宮」と言われます。ここの境内にある染井の水は、京都三名水の一つ。後の2つの醒井と県井は現在は無いので、3つの中で現存する唯一の井戸です。明治時代の政治に大きく貢献した、三条実万・実美父子を祀るので、祭神は他の神社に比べ、比較的新しい人といえます。境内には、湯川秀樹や上田秋成の歌碑もあり。また、この碑は、天壌無窮の碑と言われ、実万公が、この文字を記し、日夜皇室の繁栄を祈っておられたそうです。