ランカウイ島の北側中央部、ダタイからタンジュン・ルーに抜ける途中に位置する海岸「パシール・イタム」。島で唯一の黒い砂浜である。全部が黒というわけではなくて、白い砂と織り交ざっている。一見、ただ砂が汚れてるだけのように見えるが、砂に錫が混じっているため黒いと言われている。ただ、黒い理由については諸説あるようだ。
砂が黒いという光景は、初めて見る衝撃である。近くに工場があるようで、なんだか「パシール・イタム」は臭う。だからといって、砂を触ってもにおいはないので、ご安心を。しかし、ゴミも多いし、観光ポイントとなっているのにかなり残念である。
白砂で知られるランカウイ島だけに、「パシール・イタム」で見られる黒砂は貴重だ。しかもわずか200mほどのビーチだという。黒砂の美しさを強調するように、ゴミがなければ良いのだが。とにかく、あまり見れるものではないので一度は見に行く価値がある場所だ。