マラッカで有名なビーズサンダルの専門店「ワー・アイク・シューメーカー」。ここで売られているのはマレーシアの伝統的なサンダルであるニョニャサンダルだ。ニョニャとは、マレー半島に渡った中国人とマレー人との混血民族で、女性のことをそう呼ぶ。ニョニャサンダルの特徴は、ビーズや刺繍が施されている点であり、細かければ細かいほど高級とされるようだ。「ワー・アイク・シューメーカー」はオーダーシューズが基本のようで、少しだけ既製品が売られている。先にビーズを縫いこんでから、生地を切って靴にしている。
日本からも雑誌の取材やテレビの撮影があるほど有名なお店のようで、オーダーすると日本へ送ってもらうことも可能だという。この細かいビーズが隙間なく縫いこまれている技術は一見の価値ありだ。店内には100年以上前のアンティークも展示されている。