クアラルンプールからバスで2時間程のところに位置する世界遺産の街「マラッカ」。今日のマラッカの原型を作ったのは、イスラム教を導入し、スルタンが統治するかつての王国マラッカ朝だそう。「マラッカ」は季節風を利用した貿易で発展した都市です。しかし、また貿易で発展したが故に、ヨーロッパの各国から侵略を余儀なくされ、世界に翻弄させられた都市でもあります。それは16世紀初めのポルトガルに始まり、オランダ、イギリスと数世紀にわたって外国に支配されてきました。その史跡は、街の風景として今日に残っています。
2008年には、ペナン島・ジョージタウンと共にユネスコ世界遺産に登録され、マレーシアの観光地としても人気の場所。各国の残した史跡を感じられる見どころ満載の街「マラッカ」。地元とヨーロッパとが融合した独特の雰囲気を、ぜひ訪れて、味わってみて。