フランス国有鉄道=SNCFは、フランスのパリに本社を持つ鉄道会社。発足は1937年。当時の6台鉄道会社が存在座したがそのうちの5社を国有化したのがSNCF。古くより列車のスピードアップに力を注ぎ、鉄道における速度記録を更新しつづけてきたフランス国有鉄道。日本の新幹線以来、ヨーロッパで始めて最高速度200キロを達成したのもフランス国有鉄道である。現在フランス全土、近隣諸国との間にTGVなどの高速列車、国際列車、RERと呼ばれる列車などを運行している。
パリ北駅の出発案内板。一番右の列がホームの番号であるが直近の二つだけは10番線、20番線から出るってのが表示されてるけど、後は全部空欄。そうフランスは「直前までどの列車かわからなきシステム」なのだ。15分前くらいに前にやっと出発案内板がカタッと音をたてて「9」を表示し、待ちかねた乗客たちがドーッと9番線に向けて一斉に移動するわけだ。これは北駅だけが遅れているというわけでなく、SNCF全体がそう。日本じゃJRの厳格なシステムに慣れてるからか、SNCFのクラシカルな出発案内システムに接して、これがフランスなのだなと改めて感じ入った。
パリ市内から近隣の郊外へ行くRERもフランス国有鉄道の経営です。観光地として有名なベルサイユ宮殿に、電車でいくには、RER B線で終点までいくことになります。
フランス国鉄HP:http://www.sncf.com//
■2013年4月2日から鉄道版LCC「OUIGO」を始動!
サービスを簡素化して格安運賃を提供するLCC鉄道版がスタートしました。運賃はかなり低く設定されておりますが、その代わりにパリの発着駅はマルヌ・ラ・バレ駅に、リヨンはサンテグジュペリ空港駅が使われています。(その他は通常駅)
また、手荷物は1人1つ(55×27×15cm)と制限されていたりと制限がありますのでご注意を。
区間:パリ、リヨン、マルセイユ、モンペリエ
運賃:大人片道各10ユーロ(子供5ユーロから)
詳細・切符購入:http://www.ouigo.com/fr