LaDameàlalicome(貴婦人と一角獣)の6枚のタピスリーが大変有名なクリュニー中世美術館。15世紀末パリで下絵を描きフランドルで織られたというこのタピスリーはBoussac城で見つかったもの。見つかったときは痛みが激しかった様だが小説家ジュルジュ・サンドが作品の中で賛美した事から世の注目を集めるようになった。色、柄、時代を感じさせない素晴らしいものだ。クリュニー中世美術館は、ルーブル美術館やオルセー美術館についでパリの美術館めぐりでは欠かせないスポット。15世紀に立てられたクリュニー修道院の建物を用いたクリュニー中世美術館内には、タピストリーの他にも15・16世紀の中世の絵画や彫刻、調度品などが展示されている。