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サン・シュルピス教会

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「ダ・ヴィンチ・コード」の主要舞台

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あの「ダ・ヴィンチ・コード」の主要舞台として大活躍した、“ローズライン”のあるサン・シュルピス教会(St-Sulpice)は、パリ6区にある教会。教会の建設開始は1646年頃だったが、その後中断や被害が絶えなく、最終的にエトワールの凱旋門の建設に従事したシャルグランの手によって修復され、ようやく現在の風貌に至ったという。こう考えれば、かれこれ200年も近い歳月がかかったものだ。パリではノートルダム教会堂に次ぎ、二番目に大きい教会堂。

サン・シュルピス教会にはいくつかの必見ポイントがある。その一つ目は入口の上方を飾るパイプオルガン。このオルガンは世界でも有数の名品で、製作者はオルガンの名手AristideCavaillé-Collである。ヨーロッパでは“100ストップ(音栓)”を持つオルガンは3台しかないと言われているが、サン・シュルピス教会のこれがその中の一台。二番目の必見ポイントはドラクロワの3枚のフレスコ絵(二枚は壁画、一枚は天井画)。そしてよく知られているように、その中で特に有名なのがこの「ヤコブと天使の戦い」。力のこもった格闘の様子が静かな風景と見事なコントラストをなしたドラクロワの晩年の傑作である。

三番目のポイントとなると、無論、「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍有名になった「ローズライン」と呼ばれた真鍮の子午線。18世紀に設置された子午線とオベリスクは小説の中で謎を解く鍵となるが、教会側は「子午線は異教徒の寺院とは無関係。ローズラインと呼ばれたこともない」と大反論。とにかく観光客が急増したことで、大迷惑になっているらしい。

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記事最終修正日時
2013.12.13 09:24

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