パンテオンからほど近い場所にある「マダーマ宮」。16世紀にメディチ家に嫁いだ神聖ローマ皇帝のカール5世の娘であるマルゲリータ女王のために創建された宮殿である。「マダーマ」は「令夫人」を意味する言葉だ。その後、フランス王妃のカトリーヌ・ド・メディチやメディチ家出身である法王レオ10世、クレメンス7世もここ「マダーマ宮」で生活をしていた。
ファサードは1649年にP.マルチェッリらによって加えられたもので、バロック様式だ。現在。この建物はイタリア上院として用いられている。そのため、銃を抱えた警備の人の姿が見られる。