こちらの美術館にはイタリアの貴族、ボルゲーゼ家の歴代コレクションが展示されています。建物はシピオーネ・ボルゲーゼが別荘として建てたものをそのまま利用。美術館は広大な
ボルゲーゼ公園の一画にあります。
ここで注意しなくてはいけないのは2時間おきの定められた入館時間と入場定員制限があるので予約が必須だという事。現在は電話以外にもインターネットでも予約できるみたいなので簡単だと思います。
予約票を提示して入場受付を済ませるとクロークに貴重品以外の手荷物を全て預けるように指示されました。
所蔵作品の一部。ベルニーニ、カノーヴァ、カラヴァッジョ、ティツィアーノ、ラファエロ、コレッジョ…素晴らしいコレクションです。
ボルゲーゼ美術館の数ある名作の中でも絶対に見るべき作品がコレ。気性が荒い性格で、ついには殺人事件を起こしてしまったカラヴァッジョが死刑を免れようとローマへ送った絵画「ゴリアテの首を持つダヴィデ」 です。懺悔の表現からなのかゴリアテの生首はカラヴァッジョの自画像になっています。戦いに勝利したダヴィデがなぜか悲しげな表情をしているところにも興味をひかれます。
*最寄り駅はスパーニャ駅かフラミニオ駅です。最寄り駅といっても、徒歩で15~20分くらいはかかります。違うアクセス方法はないか調べてみるとホテルのそばのテルミニ駅から1本で行けるバスルートがありました。しかもバス停が美術館の目の前だったのでバスを利用することに決定。