「ソウル歴史博物館」は、ソウルの歴史と文化を学べる博物館だ。慶熙宮の敷地内に位置する。過去から現在までのソウルの移り変わりや文化・人などをさまざまな展示物で紹介している施設である。ソウル歴史博物館は入場料が700ウォンと格安なのもポイントだ。
メインの常設展は、漢陽(ハニャン)~漢城~京城~ソウルと、都市ソウルを中心とした物で、かなり興味深いテーマ。解説用の端末には日本語の解説もあるので、朝鮮王朝の都に思いを馳せながら十分楽しめる内容となっている。
当然、朝鮮の歴史には日帝時代は避けて通る事は出来ないのだが、日本統治前後の南大門の写真や京城の古地図などを掲載しており、日本統治下におけるインフラ整備を認めたりと、日帝時代にも全否定ではない。でも、わざわざ「KOREA SEA」の文字の入った古地図(複製品)をさりげなく展示していなくても・・・。
「ソウル歴史博物館」は企画展や寄贈品も含めると、かなりボリュームのある博物館。博物館の隣は慶煕宮(キョンヒグン)公園があり、ソウル市立美術館も併設されている。復元された宮殿内にはソウル街のジオラマが展示されていて、これ圧巻なので見る価値は十分にあるだろう。
役立つ情報
- 館内のカフェ・レストランにて、軽食と伝統茶などをご利用できます。
- ミュージアムショップ(1階)では、来館記念品・手軽なお土産品などを販売しております。
- カバンなど大きい荷物は、1階の物品保管所にお預け下さいませ。
- 乳児やお年を召した方のために、本館に備え付けのベビーカー、車椅子をご用意しております。
(ベビーカー5台、車椅子3台)
■観覧料
2010年7月15日から無料!!
ただし、特別企画展の場合には有料の場合があります。
(ソウル歴史博物館では市民たちがソウル歴史博物館をもっと自由に利用できるようにするため、
ソウル特別市のソウル歴史博物館運営条例の一部を改正、2010年7月15日から
ソウル歴史博物館の常設展示と特別企画展観覧が無料になりました)
■観覧時間
区分 | 3月~10月 | 11月~2月 |
平日 | 09:00~21:00 | 09:00~21:00 |
土・日・公休日 | 09:00~19:00 | 09:00~18:00 |
※ 入場および入場券購入は閉館時間1時間前まで可能です。
特別展示の観覧時間は展示により異なる場合があります。