上海の観光地「豫園(よえん)」の大人気店「南翔饅頭店(なんしゃんまんとうでぃぇん・なんしょうまんじゅうてん)に小籠包を食べに。テイクアウトの行列もすごい。日本で小籠包といえば、横浜中華街の「上海豫園」というお店の小籠包がとてもおいしくて大好きなのですが、まさか本場豫園で小籠包が食べられる日が来るとは感激。「南翔饅頭店」は小籠包を上海で初めて売り出したという、創業100年以上の老舗。11時前と早めの時間で、さらに平日だったので、店内には並ばずに入れたが、まもなく、びっくりするほど、長い行列が出来ていた。お店は3階まであって、上にいくほど高級で、小籠包の種類も増えるが、値段もアップする。
工事中で、テイクアウトと3階のみ営業していた。上海では、飲食店によっては、最低消費価格というのがあって、ここは60元。つまり一人当たり最低60元は食べるようにということ。籠包が6個入ったセイロが一つ35元程度。朝食から時間がそんなに開いていなかったので、一人60元までもっていくのは結構大変だった。ちょっと高級な蟹みそとフカヒレ入り小籠包で調整。観光客が多い店なので、メニューは、中国語、英語、日本語で表記されている。ガラス越しに作っている様子が見られる。みんながカメラを構えるので、点心師さんたち、気が散ってしまいそう。
蟹みそ入りスープ饅頭。ストローでスープを飲む。かなりアツアツなので火傷に注意!ちょっと脂っこいが、旨みたっぷりでクセになる。皮も食べてもいいらしいが、皮だけ後から食べても今一つみたい。豚肉、海老、香味蟹肉(辛味)、野菜、蟹みそフカヒレの5種の小籠包をオーダー。どれも具がぎっしりで、皮は薄すぎず厚すぎずちょうどいい感じ。お箸の先で皮をプチっと破って、レンゲにたまったスープをまずはいただく。針生姜と黒酢がよく合う。デザートはスイカ。どこのお店も、ほんとなぜだか、デザートがスイカである。5名だったので、本当は60元×5=300元食べなければいけなかったのだが今日は許してくれた。「南翔饅頭店」は、六本木ヒルズ店をはじめ、日本に何店舗かあるが、やっぱり現地のお店はなんといっても安い。5人で約4060円。
役立つ情報
・1階のテイクアウト専用売り場は、
10:00~17:30 普通の小龍包(蟹味噌入りではない)
17:30~21:00 蟹味噌入り小龍包
・2階のイートインレストランは、
9:30~(終業時間は不明)蟹味噌入り小龍包のみ
※日中「蟹味噌入り」を食べたかったら2階へ
・蟹味噌入りは16コで20元(300円)
・普通の小龍包は16コで12元(180円)