モンジュイック公園やグエル公園に次ぐ規模を誇る公園で、面積は31ヘクタールを有する。同敷地内には池や動物園、カタルーニャ自治州議会議事堂がある。かつては要塞がこの場所にあったという。
1888年のバルセロナ万博の際には、当時の市長フランセスク・リウスが建築家のジュゼップ・フォンセーレに「シウタデリャ公園」の開発を依頼した。その開発には若き日のガウディも参加しており、園内には見事な彫刻が施された噴水や滝などが見られる。当時の優れたカタルーニャ人の彫刻家たちの作品が設置された。
また、モデルニスモを代表する建築家ドメネク・イ・モンタネールの作品である自然科学博物館は、万博ではカフレストランとして利用されていた。
緑あふれる「シウタデリャ公園」は憩いの場所として多くの市民にも使われている。地元の人に混ざりながら、のんびり寛いでみるのはいかが?